新型出生前診断を決めた理由とは
どんなことがわかるのか
新型出生前診断を受けるか迷っている妊婦さんも多いのではないでしょうか。
人それぞれ思うことは違うでしょう。
また、家庭内での考え方も様々です。
赤ちゃんを産む気持ちはあっても、結果によって不安になることや、中絶を希望する人も出てきます。
実際に受けようと決めた人たちの理由を知り、参考にしてみるのも一つの方法です。
そもそも、新型出生前診断がどのような検査なのか、よく理解していない人もいるでしょう。
これは、妊婦さんの血液中に含まれている胎児のDNA断片を分析し、染色体疾患の有無を調べるものです。
染色体疾患にはダウン症、エドワーズ症候群、パトー症候群の3つが判明します。
確定ではありませんが、2013年から2017年の約4年間で5万人近くの妊婦さんが受けているようです。
検査そのものは採血のみで調べることができるため、流産や死産のリスクがなく安全です。
また、他の検査よりも精度が高いという特徴もあります。
10週目から受けることができ、結果について十分に考える時間があります。
他人の考えに従う必要はない
新型出生前診断に対して否定的な意見を持っている人も少なくありません。
その理由は、命を選別しているというイメージがあるからでしょう。
しかし、それでも受けた人の理由は、介助が必要な重い障害を持って生まれてきた子供を育てて、支えていくのは親だからです。
1人の子供を育てるという責任があります。
介助のために今の仕事を続けられなくなることや、つきっきりの生活が続き、経済的に厳しい家庭もあるはずです。
親の頑張りで子供の将来が大きく左右されることもあるため、簡単に判断することはできないでしょう。
大切なことは他人の意見ではなく、自分たちがどうしたいのかをしっかりと考えることです。
また、陰性と出たけど生まれてきた時に自閉症などの発達障害を受け入れるという覚悟の表れでもあります。
障害を持っていても関係ない、絶対に産むと決めている人は、そもそも検査を受けないでしょう。
親も子供の将来も関わってくるため、今後のことを考えるきっかけになります。
人の意見は様々ですが、参考程度にすることはあっても他人の考えに従う必要はありません。
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