新型出生前診断の検査方法と特徴について
不安や心配を解消するために
新型出生前診断を受けようと決めた際、どのような検査を受けるのか心配になる妊婦さんも多いのではないでしょうか。
先天性の病気があるのかどうか知りたくても、受けたことで流産や死産、母体にも悪影響を及ぼすことはしたくないはずです。
その心配を解消するためにも、新型出生前診断の検査方法や特徴を知っておく必要があります。
検査方法は従来とは異なり、採血だけで行います。
採血もわずか10mlのみであるため、お腹の中にいる赤ちゃんも妊婦さんの体にも負担が少ないのが特徴です。
まずは、認定医療機関で遺伝カウンセリングを受け、新型出生前診断に関する適切な情報を聞きましょう。
検査方法などを丁寧に説明してくれるため、それを聞いた後に本人やそのパートナーと本当に受けるかどうか判断することになります。
疑問に思うことは些細なことであっても必ず専門医に質問して、納得がいくまで相談することが大切です。
そうすることで、不安や心配がなくなってきます。
結果次第では確定検査に進む
医療機関によって異なりますが、結果は採血から1、2週間ででます。
陰性や陽性、判定保留などの結果を受けて、さらに確定検査を受ける必要があるのかをカウンセラーや専門医と話し合います。
大きな特徴として挙げられることは、信頼性が高いことです。
必ずその通りになると断言することはできませんが、血液中のDNAを母親由来と胎児由来とで区別なく解読できるため、99%の確実性があるとされています。
しかし、100%に近いのは陰性であると診断された時です。
陽性の時は人によって精度が80%台ということもあります。
また、妊婦さんが何かのお薬を飲んでいるときや、胎児由来のDNA断片量が少なすぎると判定保留になるケースがあります。
10%や20%の陰性結果では判断が難しいため、確定検査を受けましょう。
確定検査は絨毛検査と羊水検査の2つがあります。
絨毛は妊娠11〜14週、羊水は15〜16週という実施のタイミングが決まっており、染色体疾患全般を調べることが可能です。
様々な種類があり、種類によって感度も変わってくるため、医師に相談しながら決めていく必要があります。
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