新型出生前診断に保険適用ができるのか

診断の費用について

新型出生前診断を受けようか迷っている妊婦さんの中には、保険が適用されるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
新型出生前診断は、お金がかかるものであるため、少しでも自己負担額を減らしたいものです。
医療機関によって検査にかかる費用が異なり、検査の種類によっても違ってきます。
一般的には、15万円から21万円ほどかかるとされています。
精度が高い検査ですが確定検査ではないため、陽性反応や判定保留が続くと、それを確定するために羊水、絨毛検査を受けることになるでしょう。
羊水検査は妊娠14週から16週頃に受けることができ、費用は10万円ほどです。
絨毛検査は妊娠9週から11週に受けることができ、10万円から20万円ほどかかります。
個別に費用を見ると高額な印象を受けますが、日本医学会の認定施設では、ほとんどの施設で新型出生前診断の価格に確定検査の費用が含まれているため、心配であれば事前に問い合わせてみてください。
中には、含まれていない医療機関もあるため注意が必要です。

自己負担しなければならないものが多い

新型出生前診断などの費用負担は公的制度が整っていない為、自費で賄わなければならない部分が大きいとされています。
妊娠中に様々な保険の種類を耳にしますが、適用されない保険も数多く存在します。
例えば、公的健康保険です。
これが適用されるのは病気や怪我をした時の治療費のみであるため、治療につながらない検査は適用外となります。
また、現段階ではダウン症などの染色体異常は治療ができないため、保険の対象外となります。
さらに、出産、検診なども治療にはつながらないとされているため、対象外です。
高額療養費制度というものもありますが、通常、これは一ヶ月の医療費の自己負担額が一定を超えたときに超えた分だけ支給されるものですが、これも治療につながらない検査は適用されません。
他にも保険が適用されないものはありますが、最近では妊婦検診費用の給付を行っている自治体が増えているため、確認してみるといいでしょう。
お金がかかることではありますが、赤ちゃんや妊婦さん、家族のことを考えて新型出生前診断を受けてみてはいかがでしょうか。