どのくらいの人が新型出生前診断を受けているか
医師から検査を勧められたら
お腹の中に赤ちゃんがいるとわかったときから、定期的に産婦人科に通います。
元気に育っているのか、母体に異常がないかなどを確認しますが、その際に新型出生前診断を医師から勧められることもあるでしょう。
初めての出産の場合は、どのくらいの人が受けると決断したのか、受けるのが一般的なのかなどの判断も難しいはずです。
人それぞれ考え方は異なりますが、どのくらいの妊婦さんが受けているのかを知り、参考にしてみてはいかがでしょうか。
どのくらいの人が受けているのかを知ったところで、自分の考えの参考にならないと思う人もいますが、日本や海外の状況を知ると診断を受けることの意味や大切さをパートナーと一緒に考えるきっかけになるはずです。
日本と海外
日本では1998年から2016年までの約18年間で出生数97.7万人の7.2%、高齢妊婦数27.8万人の25.1%が検査を受けたという調査結果があります。
特に、1998年以降、羊水検査の件数は増加傾向にあり、2014年を境に減少したようです。
その理由は2013年から新型出生前診断が登場したからです。
新型出生前診断は採血で結果がわかるため、妊婦さんのお腹に針を刺す必要がなく、流産や死産のリスクがありません。
そのため、2014年から減少したのです。
2016年では検査を受けた人のうち約13000人が新型出生前診断を選択しており、100人に1人が受けています。
反対に99%の人が受けなかったと言い換えられます。
この結果を知り、受けている人が多いと感じる人もいれば、思ったよりも少ないと感じる人など捉え方は様々でしょう。
海外では2010年、2011年の調査でデンマークが90%以上、フランス84%、イギリス60%、オランダ26%という結果が出ており、日本よりも割合が高い傾向があります。
陽性と判明したときには簡単に意思決定することはできないでしょう。
また、命の選別だという否定的な意見を持っている人もいますが、今後についてパートナーとじっくり考えるきっかけになります。
育てていくのは親であるため、他人の意見に左右されず覚悟や責任を持って産むか産まないかを決めていくことが大切です。
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