新型出生前診断に必要な時間とは

受けてからどれくらいかかる?

新型出生前診断を受けたら、すぐに結果を知りたいと思う人も多いのではないでしょうか。
結果を待っている時間は不安になったり、健康な赤ちゃんでいて欲しいと願ったりするものですが、安心するためにも早く知りたいと思うでしょう。
しかし、検査を受けてから数時間で結果が出るわけではありません。
医療機関によっても異なりますが、検査の種類によっても期間が違います。
新型出生前診断は2週間ほどかかるのが一般的です。
2週間はとても長く感じますが、その間に気持ちや考えを整理する時間でもあると言えます。
陽性だった場合、中絶を希望する妊婦さんもいるでしょう。
また、陽性であったとしても出産すると決めている人もいるはずです。
しかし、結果を待っている間に気持ちが変わることも少なくありません。
いざ、陽性反応がでた時、出産後の生活や子どものことを考えると不安になり、中絶という選択肢も出てくる可能性があります。
また、逆にお腹の中にいる赤ちゃんが大切に思えて、障害があったとしても産みたいと考えが変わることがあります。
悩んで決断することは大切なことであるため、判定が出るまでの時間は前向きに乗り切りましょう。

陽性が出たら受ける検査

新型出生前診断で陽性がでたら確定検査へと進みます。
確定検査では絨毛検査や羊水検査を行います。
絨毛検査は妊娠11〜14週、羊水検査は妊娠15〜16週以降に実施され、どちらも結果が出るまでは2、3週間かかるのが一般的です。
母体保護法では中絶ができる期間が妊娠22週未満までと定められており、妊娠21週と6日までです。
結果を待っている時間はとても長く感じますが、その結果を知った後の悩む期間はあっという間に過ぎます。
そのため、結果が出てから出産するかどうかの最終決断をするためのゆっくりとした期間を作るためにも、早めに新型出生前診断を始める必要があります。
また、初期であれば母体にかかるリスクも低いため、生まない可能性が少しでも持っているのであれば早く決断することが大切です。
医療機関によっても異なるため、確認した上で決断してみてはいかがでしょうか。