新型出生前診断の流れについて

まずはカウンセリングの予約

新型出生前診断を受けようと決断した妊婦さんは、どのように進んでいくのか、不安を感じることもあるのではないでしょうか。
陽性が出たらどうしよう、などと気持ちもネガティブになることがあるため、検査の流れについても不安になりがちです。
少しでもその不安が軽減されるように、流れを把握しておくと良いかもしれません。
まずは、新型出生前診断の認定医療機関で遺伝カウンセリングの予約をするところから始まります。
これはお腹の中にいる赤ちゃんの心拍が確認してから予約をすることになります。
妊娠が判明して、すぐに受けたいと思う人もいるかもしれませんが、受診できる週数が決まっているため、10週が近づいてきたら担当の医師に相談をしてください。
現在、通院している病院が認定医療機関ではない場合は、他院での受診予約が必要です。

当日は採血のみ

予約が完了したら、当日は原則カップルで臨床遺伝専門医やカウンセラーによるカウンセリングを30分〜1時間ほど受けます。
妊婦さん一人ではなく、カップルで受ける理由は受けるかどうかを二人で判断してもらうためです。
これまでの妊娠経過や過去の出産経験、検査の種類、方法、判明する疾患、判明後の意思決定方法など様々な説明とカウンセリングを行います。
専門用語や知識が含まれるため、理解が難しいこともありますが些細な疑問も質問して納得できるまで相談をしてください。
受診できる10週以降になったら採血をします。
場合によっては、カウンセリングと同じ日に行うこともあるようです。
新型出生前診断は採血だけで調べることができるため、流産や死産のリスクがなく安全に受けられます。
結果が出るのは採血から1、2週間です。
早い病院もあれば時間がかかる病院もあるため、事前にどれくらいでわかるのか聞いておくと良いでしょう。
結果によって、さらに検査を受ける必要があるのかなどを専門医やカウンセラーから説明を受けます。
このような流れで進んでいきますが、心配事や悩み事は妊婦さん一人で抱え込まずに、パートナーや専門医と相談し合いながら納得のできる決断をしていくことが大切です。