新型出生前診断の前に確認しておきたいこと

受ける前に知っておきたいこと

これから新型出生前診断を受けようと考えている人もいるのではないでしょうか。
健康な子どもを産みたいと誰もが願うものですが、母体に異常がなくても何らかの障害を持って生まれてくる赤ちゃんも少なくありません。
そのため、生まれてくる前に障害を持っているかどうかを知るために検査を受ける妊婦さんが増えてきましたが、受ける前に確認しておきたいことがあります。
一つは、検査を受けることができる妊婦さんについてです。
一般的には、出産時の年齢が35歳以上を目安にした高年齢の妊婦さん、胎児に染色体疾患の可能性がある場合や、これまで染色体疾患を持つ赤ちゃんを妊娠したり、出産したりしたことのある場合、両親のどちらかが均衡型ロバートソン転座を持っており、胎児が21トリソミーまたは13トリソミーである可能性があると言われた場合です。
胎児に染色体疾患のある可能性があるかどうかは母体血栓マーカーや超音波を使って判断します。
これらの項目に当てはまる場合は、医師からも検査を勧められることがあるでしょう。

診断結果について

新型出生前診断を受けることで染色体疾患があるのか気になる人が多いでしょう。
精度は高いですが、出た結果が100%その通りになるというわけではありません。
陰性であっても疾患を持っていた子どもが生まれることや、陽性でも問題なく生まれてくることがあるのです。
しかし、陽性がでたときは確定検査を受けてください。
確定検査は羊水または絨毛検査です。
妊娠10周目から受けることができ、1、2週間で結果を知ることができます。
結果によって産むかどうかを決めたいという場合は、中絶ができる期間が決まっているため、出来るだけ早い段階で決断し、新型出生前診断を受けなければなりません。
また、費用は15〜20万円が目安です。
これは医療機関によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
このように受けると決断する前に確認すべきことがあります。
それぞれの医療機関で進め方や説明の仕方が異なりますが、受ける妊婦さん本人も確認した上で決断することが大切です。